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不断の努力と普段の努力

英語,研究,教育実践,読書記録,ヴィオラのこと。ヴィオラのような人を目指しています。

これまで教わった中で一番印象に残っている英語教師

『英語教育ブログ』みんなで書けば怖くない!企画第7回のご案内 - 英語教育2.0 〜my home, anfieldroad〜

という企画に参加します。anfieldroad先生,ありがとうございます。

本ブログでは初参加になりますが,よろしくお願い致します。

 さて,今回のテーマはタイトルにありますように,「これまで教わった中で一番印象に残っている英語教師」です。

結論を言うと,中学校の3年間,お世話になったとある先生です。

指導について

 知っている人は知っているという話になってしまうのですが,雰囲気で言いますとパーマー賞*1を受賞された稲岡章代先生に近いです*2。中学当時,教歴が20年程度の先生でした。

 稲岡先生のように4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を統合させて,発信して...というところまではいかない(後述)ものの,定着にもっていく方法や授業のテンポは目を見張るものがありました。中学の授業の中でもその先生の英語ほど息の抜けない授業はありませんでした。

  そして何が印象に残っているかと言いますと,生徒への目線なんですね。私の出身中学は所謂公立の指導困難校と呼ばれるところでして,生徒が飛び出す,窓ガラスが割られる,火災報知器が鳴らされる,警察が来る,というのは日常茶飯事でした。それゆえ,授業によっては成立していない授業もありました。授業を成立させることがまず難しい状態でしたので,発信するところまでは実際厳しかったわけです。しかしそんな中でも一人ひとりの目をよく見て声かけをなされていたことをよく覚えています。手のかかる生徒が多かったわけですが,特に手をかけない生徒に対してもしっかりフォローをしてくださり,私にも厳しくも時に褒めてくださったことを覚えています。

 また教室英語を徹底しておられておりました。妥協を許さない先生でした。よく授業中にPut your hands on your knee.という礼儀に対する注意がよく飛び交っていましたね。その先生の代名詞でした。文法説明は日本語が中心でしたが,ルーティンとなる音読やペアワークなどの指示はすべて英語で行われていたと思いますので,割合として英語を聞いている時間が長く感じられました。しかしながら,「訓練」されていましたし,分かりやすい英語で指示はなされていましたので,特に英語で苦を感じたことはありませんでした。

高校に進学して

 その先生の印象をさらに強くしたのが,高校に進学してから最初に受けた英語I (当時)の時間でした。

授業はずっと「日本語」でした。

びっくりしましたね。あれこれって英語の授業ですよね。さらに...

授業は基本的に「文法訳読式」(つまり英語を日本語に訳す→終わり!)でした。

 進学校でしたので,こういうものなのかなと思ったのですが,その後高2,高3の実際はそうではありませんでした。英語の発話は残念ながら少なかったですが。

 その影響か,中学の先生のスタイルが印象に残り,今上記の文法訳読式ではダメだと思い教員を志しました。そして教員になり中学の先生のスタイルの良いところを踏襲すべく教えております。

 余談ですが,その先生は実は英語教育系の学会などでもご活躍されているみたいです。先日ある海外学会のプログラムを読んでいたところ,その先生の名前を見つけ,「えっ?!」ってびっくりしたものです。また再会できる日は近いと思うので,その時にはきちんとお礼を言おうと思っています。

今までに何人の先生に教わったか

 最後にこの企画では何人程度の先生に教わりましたかということもテーマとして尋ねられています。中学では3人です。その今回取り上げました先生以外は恐らく20代の先生で講師の先生だったと思います。

 高校では10人くらいいました(補習でお世話になった先生も含め)。幅広い年齢層の先生に教えを受けました。ですが,ベテランの先生だから良い授業とかそんなことはなかったです。

 蛇足ながら,勤務校で実は高校時代に教わった先生(先述の先生ではない)がおられて,ご指導もいただいています。世間は狭いです。

*1:優れた英語教育実践をされた先生に送られる賞のことです。

*2:ググってみると分かるのですが,実際大変に快活な方です。